JOLT planning vol.5『八月の花嫁』
8月15日を持ちまして劇場公演の全日程を終了しました。
ご来場の皆様、誠にありがとうございました。
8月27日~9月11日の配信公演に先駆けて、制作に際しての裏話などを徒然につづってみようと思います。一部ネタバレを含みますので、配信公演ご視聴予定の方はご注意ください!
【劇中の広島弁あれこれ】
第一場、信子と美千代、はるが広島弁についておしゃべりするシーンがあります。
はる:知っとった?「分限者(ぶげんしゃ)」いうんは方言なんよ。
信子:ほんま?
はる:東京弁で言やあ「お金持ち」。
信子:「おおけえ」も広島弁?
美千代:「おおけえ」は「大きい」じゃろ。
信子:「こまい」は?
美千代:「小さい」。
信子:「やねこい」は?
美千代:「やねこい」は…「やねこい」よ。
ちなみに「やねこい」は「面倒な」とか「難儀な」という意味です。
また劇中で頻繁に使われる「どがにい」「あがにい」「こがにい」はそれぞれ「どのように」「あのように」「このように」といった意味でした。
第二場でお供えに米を持って来た実。
しきりに照れながら連発する「ちいとばあ」は「少しばかり」の意味。「ちいと」が「少し」で「ばあ」が「ばかり」という意味です。
本作は全編広島弁でお届けしたいというのが作者である松崎の譲れない思いでした。
稽古が始まったばかりの頃、演者たちはまず広島弁のアクセントにかなり苦労していました。
それぞれの出身地の方言と広島弁がブレンドされ、とても奇妙な言葉が飛び交う稽古場。
なんだか珍妙な空間でしたww
広島弁は大別して広島市側を中心に話される「安芸弁」と福山市側で話される「備後弁」の2種類があるのです。
今回は物語の設定上、「安芸弁」がメインになるのですが、私・松崎の母語は「備後弁」。稽古場では広島弁ネイティヴのように振舞っていましたが、実は内心「これでええんじゃろうか…」と反問することもしばしばでしたww
しかし、時を経てだんだん広島弁に慣れて来た座組の面々。
いつしか休み時間などには広島弁が飛び交う現場となっていました!
8月の花嫁
アーカイブ配信で
見させてもらいました。
感動しつづけました。
僕も趣味ながら
自分の作ったストーリーを
映画にしてもらうという
夢があります。
東日本大震災が関係してくる
予定なので内容的に重い?
感じなので今回
8月の花嫁をみて舞台化の
思いも広がりました。
また次回作も期待しています。