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JPEDで学べること

「話せる」ための3steps-KMUメソッド―

JPEDでは伝えるための基礎を学んでいただきます。その基礎とは英文法・構文と語法・表現です。

「基礎」とは誤解されやすい言葉です。「基礎=簡単」と勘違いして、「私は基礎は大丈夫!」とおろそかにしてしまう方がいます。

しかし「基礎」と「簡単」は違います。基礎とはあくまで「大切なこと」という意味であって、単なる丸暗記では対処できないことも多々あります。

また「英文法や単語を一生懸命覚えているのに、なかなか『話せる』ようにならない…」という方もいます。

そのような方の多くが、「正しい方法」に沿った学習ができていないようです。

「正しい学習法」とはいったい何でしょうか?JPEDでは「話せる」ための学習法としてK(知る)M(例文)U(使う)という3つのstepをお勧めしています。

そして、この3つのstepを使った学習をKMUメソッドと呼んでいます。この方法により無機質な丸暗記に膨大な時間と労力を費やすことなく、英語を正しく使うことができるようになるのです。

Know=英語の本質を正しく知る

KMUメソッドの最初のstepは「Know(知る)」ということです。英単語や表現、英文法・構文を「知る」ことがすべてのスタートです。

「そんなことは当たり前!」と思われるかもしれません。しかしここで言う「知る」とは単語や文法を丸暗記することではありません。

英語教師の中には「理論的に説明します!」と言いながら、実は英単語や文法の「形」や「意味」を表層的に説明しているだけの人もいます。

また学習者の中にも、「形」や「意味」を表面的に覚えることで満足してしまう人がいます。

しかし、言うまでもなく、表面的に知っただけでは「話せる」ようにはなりません。「話せる」ようになるためには、英単語や文法の本質を正しく知り理解する必要があります。

例を2つ挙げてみましょう。まずは英単語(語法・表現)についてです。

多くの方がgetという単語をご存知だと思います。この単語を『新英和中辞典』(研究社)で引いてみると、大別すると23、細かく分けると55個もの意味が載っています。これらの意味をコツコツ覚え、関連する熟語なども地道に暗記することは、決して「知る」ことではありません

そもそも、ネイティヴにとってgetはgetであって、それ以上でそれ以下でもありません。彼らは大量の「意味」や「熟語」を丸暗記しているわけではないのです。

ではネイティヴにとってgetとは何か、その本質を知り理解することがKMUメソッドにおける「知る」です。本質を理解すればgetのさまざまな意味の相互関係が分かり、無味乾燥な丸覚えをしなくてもgetをうまく使いこなせるようになるのです。

文法・構文についても考えてみましょう。不定詞(to+動詞の原形)を例にとってみます。

不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つの用法があり、特に副詞的用法には目的・感情の原因・判断の根拠・形容詞の修飾・条件・結果という6つの意味があると覚えることも、決して「知る」ではありません。

ネイティヴにとってはto+動詞の原形はそれ以上でもそれ以下でもありません。

もっと言えば、ネイティヴにとっては不定詞のtoも前置詞のtoもto以外の何物でもないのです。

ここでもやはり「ネイティヴにとってto+動詞の原形とは何か」「ネイティヴにとってtoとは何か」を知り、理解することがKMUメソッドにおける「知る」なのです。

JPEDではこのような英語の本質を知るお手伝いをします。決して「この文法の形は〇〇で意味は□□です」という知識の羅列的なご指導はしませんし、「これは決まり文句だから丸覚えしてください」という暗記強要型のご指導も致しません。

M=良質で実用的な例文で学ぶ

JPEDでは良質で実用的な例文(Model Sentences)を通して英語を学んでいただきます。

たとえば“This is a pen.”とか“Is this a dog or a cat?”などという例文は、かつては中学英語の教科書の定番例文でした。

しかし実際にこのような英語を話す機会はほぼ皆無ではないでしょうか。よほど変わったデザインのペンを説明するときに”This is a pen.”という英語を、よほど絵心がない人が書いた絵を見て”Is this a dog or a cat?”という英語を使う場合があるかもしれませんが、その可能性は限りなくゼロでしょう。

同じ時間をかけて”This is ~”という表現を学ぶならば、ちょっと背伸びをしてでも“This is a document for tomorrow’s meeting.”という例文で練習した方が実効性があります。

“Iwish I were a bird.”などという例文は仮定法を学ぶときによく出てきますが、それこそ一生涯のうちに一度も使わないのではないでしょうか。日本語で「鳥になれたらいいのに…」と言っている人に、皆さんは出会ったことがありますか?

“I wish ~”という文法を学ぶなら、“I wish I were in your position.”という例文で学ぶ方が、実際に使う機会がある可能性がグッと増します。

JPEDのレッスンに登場する例文は良質で実用的なものばかりです。このような例文に触れることで、学んだことを日常生活の中でダイレクトに活用できるのです。

JPEDでは主に社会人の受講生を対象としています。この点を考慮してご指導に当たり配慮していることがあります。

それは語学的には基礎を学ぶとしても、内容は社会人が学ぶに足る高度さを備えているということです。

英文構成の練習にしてもリーディングの練習にしても、テーマとして扱う内容が小学生や中学生が勉強するようなものであっては、知的な満足感・達成感を得ることはできません

かと言って、日常からあまりにもかけ離れた思索的・哲学的な内容ばかりであっても、やはり興味を引くことは難しいものです。

言語は今を生きるために駆使するものです。この点を考慮し、トレーニングのテーマを選定しています。

U=自分の言葉で使う

本質を知った文法を単語を、良質で実用的な例文で確認した後は、自分の言葉で使う(Use)ことが決定的に重要です。

言葉は自分が言いたいことを伝えるために使ってはじめて「もの」になるのです。

JPEDのレッスンでは、自分の言いたいことを、自分の力で英文にしていただくことを重視しています。

最初のうちは苦労されるかもしれませんが、慣れてくればどんどん自分の口から自分の言葉が出てくるようになります。

また自分の言葉で自分の考えを伝えるコツを、“5 line essays”という比較的短いエッセーを作る練習を通して習得していただきます。

自分の言葉で話す練習は、正しく知った英語を定着させる上でも絶大な効果があります。

JPEDのレッスン

レベル設定

JPEDのレッスンはIntroductory・Primary・Intermediate・Advancedの4レベル・10段階に分かれています。下図はJPEDのレベル設定と外国語の運用能力を図る国際基準CEFR、および各種英語検定試験の対応表です。

Introductory Course
このコースは英語の知識がゼロの状態の方を対象としています。
中学1年で学習する基本的な事柄を3ヶ月10回のレッスンで使えるレベルに至るようご指導・トレーニングします。

Primary Course
このコースは最も基本的な英語の知識はあるものの、少し進んだ内容になると知識の欠落などがみられる方を対象としたコースです。中学2年程度で習う内容から高校3年程度で習う内容までを、実用的な英語の現状に即してご指導・トレーニングします。
Primary CourseはPrimary-1からPrimary-3の3段階に分かれており、全内容を履修するには9ヶ月30回のレッスンが必要となります。

Intermediate Course
英文法全般について高校履修程度の基本的な知識を持っている人を対象としたコースです。
文法単元のごとに英語を縦割りで見るのではなく、表現したい内容に着目して英語を横割りでとらえつつ、頻繁に用いられる構文などの理解を深めて、9ヶ月30回のレッスンで使えるレベルに至るようご指導・トレーニングします。
Intermediate CourseはIntermediate-1からIntermediate-3の3段階に分かれており、全内容を履修するには9ヶ月30回のレッスンが必要となります。

Advanced Course
すでにある程度高度な英語力をお持ちの方が、日本語と英語の言語的な相違点と共通点に着目しながら、様々な内容を自在に英語で表現できるレベルになるべく受講いただくコースです。
Advanced CourseはAdvanced-1からAdvanced-3の3段階に分かれており、全内容を履修するには9ヶ月30回のレッスンが必要となります。

レベル判定について
ご入会される方にはOnline Level Check Testを受検していただきます。その上で、Introductory、Primary-1、Primary-2、Primary-3、Intermediate-1、Intermediate-2、Intermediate-3、Advanced-1、Advanced-2、Advanced-3の10段階によるレベル判定をさせていただき、該当のCourseにご参加いただくのが原則となります。
ただし特段のご希望がある場合は、ご相談の上でご参加いただくCourseを選択いただくことも可能です。

レッスン概要

JPEDのレッスンは主に3つのパートから成り立っています。

1.Checking Part(レッスン冒頭15分程度)
能動的な学習なくしては語学は身につきません。そこで、能動的な学習の一環としてJPEDではHomeworkを重視しています。Homeworkがきちんとできているかどうかを確認するのがChecking Partです。

2.Teaching Part
英語を受信する(読む・聞く)、または発信する(書く・話す)とき、基本となる文法・語法・英文作成方法の知識は不可欠です。これらの知識を、単なる例文暗記ではなく、言語生成理論やネイティヴの言語感覚に基づいてご指導するのがTeaching Partです。

3.Training Part
文法・語法・英文作成方法を頭で理解していても、それらを使いこなすトレーニングを重ねなければ、実際に自力で英語を駆使できるようにはなりません。さまざまな技術に基づきながら、実際に英文を作成し発話するのがTraining Partです。

※ 実際のレッスンでは、Checking Part終了後、およそ100分間にわたりTeaching PartとTraning Partを融合的に取り入れてご指導・トレーニングを行います。

※ レッスンは1回120分が原則ですが、進捗状況により若干の延長を行う場合もあります。

教室と日程

レッスンに使用する教室は新宿のレンタルレッスンスペースです。
レッスン日時によってレッスン場所が多少変動する可能性がありますので、毎回お知らせいたします。

グループレッスン時間は下記の通りです。各レッスンは120分です。
レッスン曜日・時間は受講していただくレベルによって異なります。
個別レッスンについては別途ご相談ください。

午前クラス
10:00~
午後クラス①
13:00~
午後クラス②
16:00~
夜間クラス
20:00~

日本人講師がご指導する理由

JPEDでは日本人講師が指導・カウンセリングを行います。ネイティヴ・スピーカーが指導にあたるのが英語・英会話スクールの大勢ですが、あえて日本人講師による指導にこだわる理由をご説明します。

【理由①】文法・構文を学ぶなら日本人講師の指導が効率的

JPEDでは英語を駆使するためのルール=英文法とツールとしての英語表現をご指導し、それを実用のレベルに高めるためのトレーニングをします。

この学習内容においてはネイティヴ・スピーカーによる指導よりも日本人講師による指導の方がより効率的だと考えています。

日本語ネイティヴが日本語文法を体系的に説明することは専門の教育を受けない限り難しいものです。日本語ネイティヴは日常生活において文法を意識することなく、感覚によって日本語を使っているからです。同様に英語のネイティヴ・スピーカーにとっても英語の理論を系統立てて説明するのは簡単なことではありません

また仮にネイティヴ・スピーカーが英文法を理論的に説明できたとしても、その説明が英語で行われると、特に英語のレベルが一定以上に至っていない方には理解するのが難しいものです。

英文法の理論を系統立てて分かりやすく説明するには日本人講師による指導が適しており、かつ効率的であるという観点から、JPEDでは日本人講師によるご指導にこだわっています。

【理由②】英語を習得した「経験」を共有できる

日本人講師には日本語ネイティヴとして英語を習得した経験があります。この経験はネイティヴ・スピーカーには持ちえないものです。

JPEDの日本人講師たちは最初から流ちょうに英語を駆使できたわけではありません。英文法学習に頭を抱え、単語覚えに苦労した経験を持っています。

その経験をもとに「どうすればより効率的・効果的に英語を習得できるか」をお伝えすることができるのです。

言語の習得には「経験の共有」が重要だと言われますが、JPEDでもこの「経験の共有」を重視しています。よって日本人講師を指導者として採用しているのです。

このような観点から、JPEDが採用する講師は第一言語形成期を過ぎた後に英語の学習を始め習得に至った人に限っています。ネイティヴ・スピーカーと同様のやり方で「自然」に英語を習得した講師は在籍しておりません(第一言語形成期以降に留学を経験した講師は在籍しています)。

【理由③】より効果的なカウンセリングの実現

JPEDでは原則としてレッスンを担当する講師が学習カウンセリングも行います。これもネイティヴ・スピーカーではなく日本人講師がレッスンを担当する理由のひとつです。

レッスンで直接ご指導をしていない第三者が、生徒の到達目標や学習の進捗を充分把握していない状態でカウンセリングを行っても、内容が一般的な実情にそぐわないものになるおそれがあります。

かと言って、ネイティヴ・スピーカーが生徒の皆さんのお悩みやご意向を充分汲み取った上で、的確なアドバイスをさせていただくのも難しいものです。

日本人講師がご指導そのものとカウンセリングを両方担当することで、上記のような問題を解決し、カウンセリングの時間をより密度の高い充実したものにするためにも普段のレッスンを日本人講師がご指導することにこだわっています。

固定レッスン制を採用する理由

多くの英語・英会話スクールがレッスン時間を自由にカスタマイズできるフレックス制を採用している中、JPEDではレッスン曜日・時間を固定する固定レッスン制を採用しています。その理由についてご説明します。

【理由①】学習サイクルが形成しやすい

固定レッスン制の最大のメリットは学習サイクルが形成しやすいということです。
毎週決まった曜日・時間にレッスンがあることで、Homeworkや復習に取り組むスケジュールを決めやすく、学習サイクルが安定しやすいのです。
お仕事、学業、ご家庭のご用事などさまざまお忙しい中で、敢えてレッスンの時間・曜日を固定することで、「次のレッスンは時間が取れたときに…」という、ある種のexcuse(言い訳)を排除することができるというわけです。

【理由②】スモールステップを積み重ねやすい

毎週決まった曜日・時間のレッスンまでに前回のレッスンの復習とHomeworkをこなしていくことで、着実にスモールステップを踏みながら実力をアップさせていくことができます。
フレックス制だと、レッスンとレッスンの間の時間が一定しづらく、結果として英語に触れない時間が長くなり、その間は学習ステップを積み上げていけないという可能性もあります。
この点、固定レッスン制ではレッスンとレッスンの間の時間が一定するため、週ごとに堅実に学習を進めていくことができるというメリットがあります。

【理由③】モチベーションの波に影響されにくい

学習を効率的・効果的に進める上で大切な要素の一つに「習慣化」があります。なぜならば、いったん習慣化したことはモチベーションの波の影響を受けにくいからです。
たとえば子どもの頃、歯磨きの習慣が身に着いた方は、「今日はやる気が起きないから」などという理由で歯磨きを怠ることはないはずです。
これと同様で、学習も習慣化されれば少々モチベーションが上がらない日でも、最小限の学習には取り組むことができるものです。
この習慣化を促すという点でも、毎週決まった曜日・時間にレッスンを受けることには意義があるのです。

固定レッスン制のデメリット
もちろん固定レッスン制にはデメリットもあります。
お仕事やご家庭の事情などでどうしてもレッスンに出席できないとき、フレックス制であれば別日にレッスン予約をすれば済みますが、固定レッスン制ではそうもいきません。
JPEDでは欠席を余儀なくされたときの学習サポートの仕組みをご用意しております。詳細は学習サポートをご覧ください。

教材サンプル

JPEDのレッスンで使用する教材はとてもシンプルです。一見、日本語と英語が羅列されているだけのように見えます。

それはJPEDのレッスンでは講師が重要なポイントを口頭でご説明した上で、生徒のみなさんとトレーニングを重ねることが主眼に置かれているからで、独学・自学用の教材ではないからです。

教材のサンプルをご覧いただく際はその点を考慮の上、ご参照ください。

※レッスンレジュメを除く各教材は別途、無料音声教材が付属しています

なお上記以外にもHomework用に使う教材、自学用に使う教材などさまざまなマテリアルがあります。選択制の教材以外はすべて無料でご利用いただけます。

※選択制の教材とは自学用の文法解説教材、読解演習教材などです。これらはレッスンやHomeworkには使用せず、ご希望の方のみお求めいただくものです。

学習サポート

欠席時のフォローアップ

諸事情でレッスンを欠席された方のためにフォローアップムービーをご用意しています。
フォローアップムービーとは、当該レッスンのエッセンスを凝縮して解説した動画です。
この動画をご覧いただくことで、欠席されたレッスンの内容を学習していただくことができます。

またレッスンや宿題についてのご質問はネット上の「質問BOX」から随時行っていただけます

学習カウンセリング

JPEDでは月2回まで無料で学習カウンセリングを承ります。

学習カウンセリングは原則としてオンラインで行います。また事前のご予約が必要となりますのでご注意ください。

学習カウンセリングでは教師と生徒の双方が問題意識を持って臨むことが非常に大切です。
そうしなければ、生徒は漠然とした不安を述べ、教師はその場しのぎの適当なアドバイスをするということになりがちです。
そのようなカウンセリングは時間と労力が虚しく費やされるだけで、得られるところは少ないのです。
カウンセリングを月に2回までに限定しており、また事前にご予約をいただくのは、そのような空疎なカウンセリングになるのを防止するためです。

自己学習支援教材

レッスン以外での自己学習を支援する教材として、リーディングとリスニング用の課題をご用意しています。これらの課題は無料でご利用いただけます。
自己学習支援教材は今後も様々なジャンルを追加していく予定です。

またYouTube上ではフェロー(生徒)の方のみご覧いただける、フェロー限定学習動画を多数アップしています。